滋賀県 長浜市 にあるトレーニングの教室
Personal Gym JUMBO代表トレーナーの渡部です!
ダイエットにおいて最大の「敵」とされる『体脂肪』ですが、
敵であるからといって、とことん削げばいいものなのか…
(簡単に削げるものではありませんが…)
今回の記事では、
体脂肪を徹底的に排除したことで身体にどのような反応が起こるのか。
について解説していきます。
体脂肪には以下のような役割があります。
・エネルギーの備蓄
糖質とタンパク質の蓄えられる熱量は、『4㎉』
脂質の蓄えられる熱量は、『9㎉』
このことから、
脂肪はエネルギーを蓄える上で効率の良い物質になります。
・体内の細胞をつくる材料
脂肪がなくなれば、細胞もなくなるということ。
・ホルモンをつくる
脂肪がないと、
男性の場合、テストステロン
女性の場合、エストロゲンやプロゲステロンといった
性ホルモンなどがつくることができません。
次に脂肪がなくなると身体にどういった影響が出るのか解説していきます。
・脳に関わるもの
脳ミソの組織において、脂肪の占める割合が多いです。
体脂肪がゼロになったら、まず脳ミソがなくなってしまいます。
・妊娠、出産に関わるもの
脂肪からつくられるホルモンの相互作用ができなくなります。
その結果、生理が止まってしまいます。
この身体の反応は、
「子どもを産み育てることができなくなりますよ」
という警告と同等の意味を持っています。
・アスリートに関わるもの
女性ホルモンの分泌の減少は、骨粗しょう症になる危険性を高めます。
危険性を無視したあげく、無理をして練習を続けた結果、
疲労骨折を引き起こす女性アスリートも稀に存在するようです。
また、「不可欠脂肪」というものも存在します。
「不可欠脂肪」とは、
「これ以上なくなると命に関わるという体脂肪の量」のことを指し、
男性の場合、体重の4%
女性の場合、体重の12% とされています。
妊娠、出産に大きく影響することから、女性の数値が高く設定されています。
体脂肪がゼロに近づくとデメリットのみで
メリットは全くないことがお分かりいただけたと思います。
健康的とされる体脂肪率の目安は、
男性は10〜19%
女性は20〜29% とされています。
ボディービルやフィジークなどのコンテスト出場が目的でない方々は
健康的とされる体脂肪率の目安を参考に減量を進めましょう。