滋賀県 長浜市 にあるトレーニングの教室
Personal Gym JUMBO代表トレーナーの渡部です!

 

運動、食生活、喫煙、ストレスなどの生活習慣が原因で起こる生活習慣病。
今回は、肥満について解説していきます。

 

肥満とは…
 単に体重が重いことではなく、
 体脂肪が体内に占める割合が過剰になっている状態のことをいいます。
  症候性肥満:原因となる疾病があり、二次的に肥満になるもの。
  単純性肥満:摂取エネルギーが消費エネルギーを上回るために起こるもの
 上記の2つがあり、
 肥満と判定される人のほとんどが単純性肥満にあたります。

 

主な原因には、
  ・運動不足による消費エネルギーの減少
  ・食事環境(食べ過ぎ、飲みすぎ、栄養バランス偏りすぎ)
  ・遺伝的要因(ホルモンを処理するための機能が低下しているなど)
が挙げられ、
肥満の程度が高いほど様々な疾患を合併する確率が高まります。

 

肥満になるとそれによる疾患「肥満症」が発症する可能性が高まります。
  ・代謝性疾患  …糖尿病、高尿酸血症
  ・循環器疾患  …高血圧、動脈硬化症
  ・呼吸器疾患  …睡眠時無呼吸症候群
  ・消化器疾患  …脂肪肝、胆石症
  ・整形外科疾患 …変形性膝関節症など
  ・産婦人科疾患 …月経異常、不妊症など
これらが発症した場合、医学的な治療を行う必要があります。

 

肥満のタイプ
 主に、その体型から2つに分けられます。
  ・洋ナシ型肥満:腰から下半身に脂肪が蓄積する
  ・りんご型肥満:上半身に脂肪が蓄積する
          ・内臓脂肪型肥満…内臓脂肪が多い
          ・皮下脂肪型肥満…お腹周りの皮下脂肪が多い

 

運動による効果
 単純性肥満を是正するためには、
 摂取エネルギーを減少させつつ、消費エネルギーを増加させる
 といったことが必要になります。

 

 摂取エネルギーの減少のみだと、筋量の減少を招くことがあり、
 筋量の減少は、消費エネルギーの約70%を担う安静時代謝の低下につながります。
 消費エネルギーを増加させる筋力トレーニングを合わせて行うことで
 筋量を減少させることなく、体脂肪量を低下させることができます。

 

運動するにあたっての留意点
  ・初期段階では、エネルギー消費量を高めるために、
   運動強度を保つことより、運動時間を増加させることに重点を置きましょう。
  ・1日の消費エネルギーの約10%を運動に充てることを当初の目標とし、
   次第に運動量を増加させましょう。
  ・関節に過剰な負担がかからないようにする工夫をしましょう。
  ・肥満者は、運動中に高体温になる危険性が高いため、
   筋力トレーニングを併用しましょう。