滋賀県 長浜市 にある隠れ家的パーソナルジム
Personal Gym JUMBO代表トレーナーの渡部です!
今回は「代謝を利用して痩せる」です。

 

「代謝を上げることで痩せていく」
このような言葉を皆さんは、耳にしたことがあるかと思います。
この「代謝」について今回は解説していきます。
代謝とは、古いものが新しいものに次々と入れ替わることを表す、
「新陳代謝」の略称です。
また、生体内で起こる『化学反応』をまとめて『代謝』と呼びます。
その化学反応には、「異化」と「同化」の2つがあります。

 

詳しく説明します。
まず、生体内での物質の『合成反応』を「同化」といいます。
この合成反応により、体内にエネルギーを保持します。
次に、生体内での物質の『分解反応』を「異化」といいます。
この分解反応により、体内のエネルギーを放出します。

 

私たちヒトを含めた生物は、
外から『栄養素』という物質を取り入れながら、
体内で化学変化を起こすことで絶えず細胞を入れ替えています。
具体的には、
粘膜細胞は2日、皮膚は約1ヵ月、骨はすべて入れ替わるまでに3年かかります。

 

ここまでの解説によって、
「筋肉を合成する」と「脂肪を分解する」どちらも「代謝」であるとわかりました。
では、「痩せる」を考えるときの代謝がどちらなのか、
あえて言わなくても、分解する方の代謝であることがわかると思います。
少し難しい言葉を使うと「異化作用代謝」と言います。

 

この異化作用代謝は、場面で名前が変わります。
 ・基礎代謝
 ・睡眠時代謝
 ・安静時代謝
 ・活動代謝
 ・運動代謝
 ・食事誘導性体熱産生
です。
聞いたことがあるものがいくつかあったのではないでしょうか。

 

1つずつ解説していきます。
 ・基礎代謝
   一般的には、「生命維持に最低限必要なエネルギー代謝量」と認識されていますが、
   正確に言うと、
   空腹時(食後12~15時間経過後)に20℃の室温で静かに横になり
   目覚めている状態のエネルギー代謝のことです。
 ・睡眠時代謝
   就寝中のエネルギー代謝のことで、消費エネルギーは基礎代謝の0.8倍になります。
 ・安静時代謝
   起き上がり、座ったまま動かない状態のエネルギー代謝のことです。
 ・活動代謝
   立ち上がり、少し動く状態のエネルギー代謝のことです。
 ・運動代謝
   日常生活やスポーツをしている状態のエネルギー代謝のことです。
   ※活動代謝に含まれます。
 ・食事誘導性体熱産生
   食事をとった際に、消化、発酵、吸収の過程でエネルギー発散を伴うというものです。
   この「食事誘導性体熱産生」についての解説は次回にします。

 

では、消費エネルギーの内訳はどうなっているのか、
  一般的に、
   基礎代謝:70% 活動代謝:20% 食事誘導性体熱産生:10%
とされています。

 

ウォーキングやジョギングといった運動で消費エネルギーを稼ぐこともできますが、
運動のみで消費エネルギーを稼ぐとなると、内訳をみる限り難しいと言えます。
基礎代謝を存分に利用して、消費エネルギーを稼いでいきましょう。
また、筋力トレーニングで筋肉量を増やすことによって、
基礎代謝を上げつつ、活動代謝も上げることができます。

 

筋力トレーニングのやり方がわからない方は、
是非とも当ジムに足を運んでいただければと思います。

 

次回は、「食事誘導性体熱産生」について投稿します。
どうぞよろしくお願いします💁‍♂️