滋賀県 長浜市 にある隠れ家的パーソナルジム
Personal Gym JUMBO代表トレーナーの渡部です!
前回の記事では、
「kcal【カロリー】」について触れ、2つの関係性があるとお伝えしました。
今回は、2つの関係性がそれぞれ身体に
どのように影響するのか解説していきます。
摂取と消費がいつも完全に一致しているわけではないカロリー。
その2つの関係性。
◆パターンA:摂取カロリーが消費カロリーを上回る場合
◆パターンB:摂取カロリーが消費カロリーを下回る場合
まず、パターンAから触れていきます。
1日のエネルギー摂取量が、1日の消費量を超えているというもの。
余ったエネルギーは排出されるか、体内に貯蓄されます。
この貯蓄の代表的な形が『体脂肪』で、過度な貯蓄が肥満の原因になります。
次に、パターンB。
1日のエネルギー摂取量が、1日の消費量を下回っているというもの。
貯蓄された体脂肪を分解し、不足分のエネルギーを調達します。
「痩せる」という作業は、
パターンBの関係性を意図的につくりだすことが大前提となります。
つまり、
・摂取する側=食材やメニューの熱量
・消費する側=基礎代謝や日常生活、スポーツなどの活動代謝の熱量
を算出し、比較、コントロールしていく手法が
「カロリーコントロール」と呼ばれるものです。
この「カロリーコントロール」ですが、必ずしも万能ではありません。
考慮しなければならない点は下記とおり。
カロリーコントロールの不確定要素
①同じカロリーでも、各栄養素によって性質、役割が違う
②同じ食材でも生産環境、大きさ、密度などにより、含まれるエネルギーが違う
③摂取されたエネルギーがすべて体内で吸収されるわけではない
④体内で吸収される量は人によって違う
⑤同じ人でもその日の体調や季節等によって吸収量は違う
⑥人それぞれの基礎代謝量が違う
⑦同じ身体活動をしても、人それぞれの体格や体質によってエネルギー消費量は変わる。
⑧同じ人物の同じ身体活動でも、その日の気温などの環境によりエネルギー消費量は変わる。
⑨食べ方や生活習慣などで、エネルギーを貯蔵する過程に変化が出る。
⑩同じカロリーでもGI値が違う
食材や活動のカロリーを、
完璧な数値や数量で表して計算することはほぼ不可能と言えます。
ですが、カロリーコントロールを、身体を変えることに取り組むときの、
考え方の土台・ものさしとして捉えることは非常に有効的な手段になります。
是非とも活用してください。